再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら
七月十四日は早朝から各山鉾町で蒸し暑い中、お町内の皆さんが汗を流しながら、会所飾りや、ちまきなどの販売品の準備に追われていました。
午前八時には新町通り三条下がるの八幡山でも会所の準備がはじまり、お町内の方々、二十人程が、ご長老の指示のもとに作業を手際よく行っていました。




八幡山では十四日から十六日までにつける飾りを常懸(つねがけ)と呼び、この期間、巡行の飾りは町会所で展示してあります。
作業は十時過ぎに終わり、飾り付けの完成した山を見ながら、一息ついているお町内の皆さんのホッとした表情が印象的でした。



今日は天候が不安定で、突然の雨が心配されていました。お昼過ぎに雷が鳴り、雨が降りだすと、お町内にサイレンがなり、山に飾った懸装品(けそうひん)が濡れないように、お町内の皆さんが慌ててシートを掛けていました。
滋賀県から来た親子は「毎年祇園祭の会所巡りを楽しんでいます。どの会所でもお町内の皆さんが丁寧に山や鉾の由来や宝物についてお話してくれるのが何よりのたのしみです。」と話していました。


午後三時には清祓い(きよはらい)の神事(しんじ)がおこなわれ、八坂神社の神職(しんしょく)二人が会所を訪れました。八幡山のお町内の方々はそろいの浴衣に身を包み神妙な面持ちで祭の無事を祈願していました。


山鉾町には幼稚園の子供たちが先生に引率され、大きな鉾を下から見上げたり、自分の身の丈ほどもある車輪を指差しながら歓声をあげていました。

次に祇園祭に伴う交通規制のお知らせです。七月十五日と十六日は室町通りが四条と綾小路の間、西洞院通りが四条と蛸薬師の間、錦小路通りが西洞院と油小路の間で午後三時から六時の間、車両通行禁止になります。
また、歩行者用道路も一方通行の規制があります。室町通りと新町通りは、四条と蛸薬師の間が北行き一方通行、室町通は綾小路と仏光寺の間が南行き一方通行になります。お出かけの方は、警察官や係員の誘導に従って移動してください。
詳しくはこちら→http://www.pref.kyoto.jp/fukei/

最後に明日十六日は宵山です。夜十一時過ぎより、各山鉾町の囃子方(はやしがた)が、翌日の山鉾巡行の晴天を願う「日和神楽」がおこなわれます。
アナウンサー/岡田怜子